豆乳はダイエットに効果的

豆乳ダイエットは、最近テレビやネット通販などで取り上げられている話題のダイエット方法です。大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめて濾すと豆乳ができ、これが豆腐の材料となります。ダイエットにおいて豆乳がよく使われるのは、豆乳がコレステロールの調整機能や豊富なタンパク質を多く含む健康食品であるからでしょう。
豆乳は幾つかのタイプが市販されています。無調整豆乳は、添加物や甘味料を一切使用していないそのままの豆乳です。調整豆乳は豆乳特有の青臭さを消すために香料や糖が加えられています。体重を減らすために豆乳を飲む時は、糖分の少ない豆乳がおすすめです。大豆が原料である豆乳には大豆たんぱく質が豊富に含まれていますが、これは体内で大豆ベプチドになります。この大豆ペプチドは腸に吸収されるときに腸管の神経を刺激します。
豆乳を飲むと交感神経が優位になり血流が増えて基礎代謝が高まりますので、ダイエットに非常に効果的なのです。豆乳には大豆サポニンという成分が含まれており、余分な皮脂や糖質の吸収スピードを遅らせてくれるとともに、すい臓から分泌される脂肪消化酵素に働きかけ腸内で脂肪を抑制する効果もあるのです。

豆乳バナナなどの豆乳ダイエットドリンク

豆乳ダイエットで豆乳を飲むのに適したタイミングは、腸に先回りした豆乳が腸内環境を整えることを期待して、食事30分前くらいが目安になります。飲むものは無調整豆乳がいいでしょう。調整豆乳や豆乳飲料よりずっと大豆成分が濃く、ダイエットに効果があります。手軽な豆乳の飲み方は、季節に合わせて冷やしたり温めたりしてそのまま飲むことです。
また、バナナと一緒にミキサーにかけ、好みでレモン汁などを加えると美味しい豆乳バナナになります。豆乳バナナには、トッピングを加えて色々と味を変化させることができます。市販のプロテインを加えてもいいですし、健康ジュースやすりごま、きなこでもOKです。小松菜、ほうれん草、にんじんなどを入れて野菜ジュースのようにして豆乳を飲むのも良いでしょう。
ダイエット中は栄養が不足しがちですので、積極的に野菜も取り入れましょう。豆乳紅茶もお勧めです。おろしショウガと紅茶に温めた豆乳を入れて飲みます。ショウガは体温を上げ、代謝をアップさせるのでダイエット向きの食材です。豆乳ダイエットを長く続けるためにも、インターネットや書籍などで豆乳ドリンクのバリエーションを広げてみましょう。

大豆イソフラボンなどの働き

栄養豊富な豆乳には、ダイエットの助けになるような成分もたくさん含まれています。サポニン、大豆イソフラボンはもとより、オリゴ糖やカルシウムやビタミンEなどの成分も豆乳に含まれる大事な栄養素です。中でも生理不順の改善や更年期障害、骨粗鬆症を予防する効果があるといわれる大豆イソフラボンは、大豆の栄養素を語る上で欠かせない存在といえるでしょう。
大豆イソフラボンは満腹中枢を刺激するので、適度な満腹感で食事量を抑制することができます。ダイエットには脂肪の代謝促進が欠かせません。大豆ペプチドは代謝をアップさせ脂肪を燃えやすくします。大豆サポニンは、体内に入った余計な糖分や脂肪分を吸収しにくくする効果があります。大豆タンパクは食事でとった余分な脂質やコレステロールを吸収してくれるのでコレステロールや中性脂肪値を下げる働きや、体脂肪の燃焼を促進してくれます。
大豆タンパクには中性脂肪を体外に排出するという効果もあります。豆乳には便秘解消効果もありますが、これは豆乳に含まれるオリゴ糖の作用です。豆乳は様々な栄養成分がバランスよく含有されているだけでなく、それら一つ一つの成分がダイエットに効果があるのです。

Copyright © 2008 豆乳ダイエット効果